「旅行」と一言で言っても、パッケージツアー、個人旅行などの様々な形態があります。
本記事では、添乗員が同行する旅行形態の種類をまとめてご紹介します。
旅行の形態には、「企画旅行」と「手配旅行」があります。
さらに「企画旅行」は、「募集型企画旅行」と「受注型企画旅行」に分かれるため、旅行形態は一般的に3つに分けられます。
いわゆるパッケージツアーのことです。
旅行会社が企画したツアーで、内容や旅行代金は予め決まっています。旅行会社の公式ホームページや募集パンフレット、その他インターネットサイト、新聞や旅行雑誌、チラシなどに掲載され、参加したい人が申し込みます。
一言で言えばオーダーメイドの団体旅行になります。
修学旅行、社員旅行、研修旅行、個人的な企画団体旅行など、旅行会社に依頼をして希望を盛り込んだツアー内容に作ってもらうようなツアーがこのタイプになります。
旅行会社に航空券や宿泊施設の手配を依頼するようなイメージです。
旅程全体をアレンジするのではなく、旅行者の委託により、列車やホテルを「手配」する旅行形態となります。個人旅行や、少人数の「ツアー」ではない旅行がこれに相当します。
3つの旅行形態で、特に添乗員が同行することが多いのが企画旅行です。
募集型、受注型問わず、添乗員同行のツアーが人気で、添乗員が活躍する場となっています。
企画旅行と言っても、その種類はさまざまです。
どのような旅行があるのか具体的にご紹介します。
国内旅行で企画されるパッケージツアーは、日帰りツアーから宿泊旅行まで、多岐にわたっています。その種類は下記の通りです。
・日帰りバスツアー/宿泊のバスツアー
・日帰り列車ツアー/宿泊の列車ツアー
・飛行機を利用したツアー
・豪華客船のクルーズツアー
・現地集合タイプのツアー
・トレッキングツアー(屋久島など)
国内の受注型企画旅行の代表的な種類は下記の通りです。
・社員旅行
・修学旅行
・報奨旅行
・研修旅行
・視察旅行
主に、会社関係、学校関係の旅行が中心となります。
海外の募集型企画旅行、つまりパッケージツアーは、そのほとんどが「飛行機による移動」を伴う「宿泊タイプ」のものになります。
飛行機を利用しない手段として、船舶での移動(クルーズ含む)のツアーもあります。
海外の受注型企画旅行も、国内とほとんど同じで、会社関係の社員旅行、研修旅行や、学校関係の修学旅行や交換留学(ホームステイ体験)などが中心となります。
ご紹介した通り、旅行にはたくさんの種類があります。
日帰りの国内バスツアーから、ロングステイの海外旅行まで、内容も利用交通機関も、もちろん行き先も、実にさまざまです。
添乗員によっても、得意不得意が出てくることもあります。
まずは基本の日帰りバスツアーから添乗業務に慣れていき、徐々に自分が好き、やってみたい、楽しい、と思えるような旅行形態を見つけて、その分野での知識やスキルを磨くことで、個性や長所を活かせる添乗業務が実現できるようになるはずです。
是非、自分に合った旅行形態を探してみてください。