添乗員の仕事は「魅力的な仕事」と言えるのでしょうか。弊社の派遣添乗員の皆さんにお話を聞いてみました。やりがいや、魅力を熱く語ってくれたので、是非これから添乗員を目指したいという方は参考にしてみてください。
とにかく旅行が趣味で、学生時代はあらゆる国をバックパックひとつで飛び回っていた私。社会人になり、就職した途端自由な時間が無くなり、海外旅行なんて年に1回行けるかどうか、という窮屈さに嫌気がさして「旅行が仕事になれば良いのに」と思うようになり、添乗員という仕事が思い浮かびました。
バックパッカーだった私は、添乗員つきのパッケージツアーに参加した事が無く、実は最初は「添乗員」という職業についてよく知らなかったのですが、両親がパッケージツアーで参加した海外旅行の添乗員さんが良い人だったという話を聞き、興味を持ったのです。
そして添乗員について調べてみたところ、なんとまぁ私にピッタリの天職じゃないか!とピンときて、早速転職しました。
給料は前職よりも下がってしまいましたが、そんな事は私にとっては痛くも痒くもありませんでした。今まで旅行は「お金を稼いで貯めて捻出して行くもの」だったのに、それがタダで行けるようになってしまったのですから。海外、特にヨーロッパの方へ行くと、安いシーズンでも20万円は飛んでしまいます。前職の私の1ヵ月分の給与を旅費にあてる、と思うと、この出費無く海外へ行けるのは最高以外の何ものでもありません。しかも月に1回なんてものではなく、月に平均で3,4回、色々な国を飛び回れるわけです。
旅行好きの私にはとても幸せな環境です。旅費は全て旅行会社が負担してくれる上に、お給料まで頂けるなんて、夢みたいな生活が送れて転職して本当に良かったと思っています。
私は現在事情があり国内旅行の添乗員を中心に添乗員の仕事をしています。
海外の添乗員も楽しいですが、国内の添乗も楽しく、私にとっての楽しみのひとつはグルメです。ご当地の色々な美味しいものを食べられるのが、添乗中の一番の楽しみと言っても過言ではありません。
日帰りも宿泊もどちらも担当しますが、日本語でしかやりとりしないですし、交通ルールやホテルのシステムなども知っている範囲で対応ができるのでそういった意味では負担が少ないですし、ツアーに参加される方はご年配の方が多いですが、娘のようにかわいがってくださり、別れ際には「ありがとう」と声をかけてくださいます。
そんなお客様と一緒に味わうご当地グルメはまた格別で、通常添乗員はお客様から離れて別の場所で、場合によっては別メニューを食べる事もあるのですが、お客様から「近くで一緒に食べよう」とお声かけいただく事もあり、それもまた嬉しい限りです。
会社の経費で美味しいものを満喫できて、とても楽しくツアコンの仕事を頑張っています。
私はもともと自分の好きなスポットを、初めて訪れた人に案内するのが好きでした。それで「へぇ~」と興味をもってくれたり、感謝されたりするととても嬉しくなるからです。
旅が好きで、旅先の色々な事を調べるのも好きだったので、ガイドかツアーコンダクターになろうと学生の頃から思っていたのですが、色々なところにお客様と一緒に行ってみたいという思いが強く、ツアーコンダクターを目指す事にしました。
ガイドではないため、行く先々の情報や観光案内などにはそれほど精通していなくても良いのですが、私は元来のリサーチ力を発揮し、お客様に有益なお得情報や、うんちくのようなものを沢山溜めて、必要に応じてお伝えするよう心がけています。
そんな事を積み上げていたら、お客様から感謝していただく事が増えてきました。「おすすめのレストランに行ってみたけど美味しかったです!」ですとか「あの時バスの中でしてくれた裏話が本当におもしろかったです」ですとか、そういったお声を沢山いただき、とても嬉しく、ますますやる気が出てきました。
自分の好きな事で誰かが喜んでくれる事がこんなに嬉しい事だとは知らず、それを感じられるツアーコンダクターという職業につけて本当に良かったと思っています。